愛工大名電の柳本優飛(ゆうひ)外野手(3年)が、甲子園の観衆から18歳の誕生日を祝ってもらった。

 1回表、無死一、二塁で第1打席を迎えた時、三塁側アルプス席から「ハッピー・バースデー」の曲が流れると、内野席を含め観衆全体も自然に手拍子がわき上がった。曲が流れる中の初球は見逃したが、3球目を左中間方向へライナー性の打球を飛ばすと、観客からさらに大きな歓声が湧き上がった。結果は左飛への併殺となったが、柳本は「お客さん全体で拍手してもらって、打席で幸せだった」と感動。試合は負けたが第3打席では自ら誕生日を祝う右前打を放ち「後悔はしてません」と一生思い出に残るサプライズに喜んでいた。