第91回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)の出場校選考委員会が25日に行われる。21世紀枠候補はすでに各地区から9校が最終候補に選ばれ、そのうち3校が「出場校」として25日に発表される。

関東・東京からは石岡一(茨城)が吉報を待っている。昨秋の茨城県大会では土浦日大、明秀学園日立といった強豪を破り、ベスト4に進出した。最速147キロ右腕の岩本大地投手(2年)は「12月に関東・東京の候補に選ばれたときはまだまだ時間あるなと思っていたんですけれど、発表までもう1週間を切って…。ドキドキというか、ドキドキとワクワクが半分というか」と現在の心境を口にした。

同校は創立108年目の県立高。全日制では普通科の他に園芸科、全国でも数少ない造園科も備え、農業を通じた地域交流も行われる。岩本ら2年生野球部員5人も造園科の生徒。21日午後は、クロマツの剪定(せんてい)実習を行った。5メートル級の脚立にも登りながら約1時間、枝切りなどに励み、芽吹きの春に備えていた。