春夏通算75回目、センバツは41回目。ともに全国最多の出場記録を持つ龍谷大平安(京都)が、17年ぶり3回目の出場となる津田学園(三重)を破り、京都勢の春夏通算甲子園200勝を達成した。

龍谷大平安の左腕エース野沢秀伍投手(3年)、津田学園の右腕エース前佑囲斗投手(3年)の息詰まる投手戦は、今大会2度目の延長戦に突入。両チーム無得点で迎えた11回、龍谷大平安は1死一、二塁から、ヤクルトの奥村展征を兄に持つ5番の奥村真大内野手(2年)が左越えの適時二塁打を放ち、待望の先制点を奪った。さらに犠飛で1点を追加、試合を決めた。この勝利で同高の甲子園通算勝利は102勝となった。

津田学園(三重)はチーム打率3割3分9厘を誇る強力打線が野沢の前に4安打と沈黙。170球熱投の前を援護できなかった。