来年のドラフト候補になる京都外大西・山下航汰捕手(2年)がセンバツへの道を閉ざされた。東山に接戦の末に敗れ、近畿大会にあと1勝届かなかった。

細身ながら通算30本塁打を誇る右のスラッガー。打球に自然と角度がつく天性の才能があり、3月の練習試合で星稜(石川)・奥川恭伸投手(3年)から完璧な本塁打をたたき込んだ。この試合では左犠飛と右中間への二塁打を放ったが、勝利に結びつけることはできなかった。

主将も務める山下は今秋の公式戦3本塁打。「今日は打撃でも捕手としても貢献できなかった。自分が引っ張らないといけない。大会前は2次戦も行けないと言われていたのが、ベスト4まで来られたけど、悔いが残ります。もっとチームとして打撃のレベルを上げたい。個人的には体作りをします」とパワーアップを誓った。