来春センバツの関東・東京地区の出場枠は「6」。東京大会優勝の国士舘(東京)と、関東大会優勝の高崎健康福祉大高崎(群馬)準優勝の山梨学院(山梨)は当確、関東4強の桐生第一(群馬)東海大相模(神奈川)は有力と言える。残る1校は、東京準優勝の帝京(東京)と関東8強の4校が候補。

帝京は決勝はいいところなく敗れたが、関東第一、日大三など実力校を破り勝ち上がった過程をどう評価するか。関東8強の中では、決勝に進んだ2校に準々決勝でともに1点差の惜敗だった西武台(埼玉)花咲徳栄(埼玉)の2校が、習志野(千葉)桐光学園(神奈川)より有利か。その2校の優劣については、優勝校に敗れた西武台の方が準優勝校に敗れた花咲徳栄より上という見方も出来る一方で、埼玉大会決勝では花咲徳栄が8-3で西武台に快勝しており、直接対決を重視することもあり得る。

関東・東京地区の6校目は、試合内容に加え地域性も考慮される。既に同一県(群馬)から2校が当確・有力なことも、残る1校の選出に影響する可能性はある。出場は32校で一般選考が28校、21世紀枠が3校、神宮大会枠が1校となる。例年、年明け1月の末に開かれる選考委員会で決定される。【古川真弥】