東海大相模・石田隼都投手が14奪三振で完封した。センバツで14奪三振以上の完封は、19年奥川恭伸(星稜)が履正社から17奪三振をマークして以来。

金属バット採用後(春は75年以降)では8人目になるが、相手のレベルが高まり、研究もされる準々決勝以降では73年江川卓(作新学院)以来となった。江川は準々決勝で今治西から20三振を奪った(スコア3-0)。

石田は今大会17回を投げ、奪三振28。奪三振率(9回換算の個数)は14・8にもなる。73年江川の16・4(33回で60個)は別次元としても、江川以降の投球17回以上では現時点で江川に次ぐ2位。17年川端健斗(秀岳館)の14・1(21回で33個)を上回る。ここまで無失点。優勝投手の防御率ゼロは83年水野雄仁(池田)の自責点0(失点2)があるが、どこまで迫るか。【織田健途】