昨夏の甲子園交流試合に出場した加藤学園は、5-4で今夏4強の磐田東に逆転勝ちした。2点を追う7回に太田圭哉内野手(2年)が逆転の3点本塁打。主将の一振りで「私学強豪対決」を制した。

起死回生の1発だった。2-4で迎えた7回無死一、三塁。2番太田圭は内角低めの直球を捉えた。「感触はよかった」。打球は左翼スタンドポール際に吸い込まれ、逆転。高校通算8本目、公式戦初アーチで試合をひっくり返した。

昨夏は甲子園交流試合に1年生ながら出場し、2本の長打を放った。新チームでは主将に就任し「自分が引っ張っていく意識が芽生えた」。次戦は今夏の甲子園に出場した静高が相手。太田圭は「一丸で勝ちたい」と力強かった。