奈良大付は全国レベルを肌で感じ、夏に向かう。近江の剛腕山田陽翔と対戦も歯が立たず、6回で1安打が精いっぱい。完封で完敗後、田中一訓監督(48)は「ツーシーム、沈む球が有効的でした。左打者が沈む球に三振を取られた」と脱帽した。

山田に空振り三振した主将の坂東泰樹内野手(3年)も「球威に押されて変化球も鋭かった。もう1度夏に向けて作り直して挑みたい」と前を向いた。奈良大会で天理を倒して近畿大会に進出。敗戦を生かす。