阪神岩田稔投手(31)が上々の最終調整を終えた。開幕前最後のオープン戦登板となったオリックス戦は6回4安打2失点(自責点0)。ストライク先行でムービングボールを投げ込み、18アウトのうち9個が内野ゴロ。持ち味を存分に発揮し、「球数も投げられたし、ゴロアウトも多かった。自分らしさを出せた」と充実感を漂わせた。
5回終了時点でわずか48球。6回の2失点も不運が絡んでのモノだ。2死から失策、中前にポトリと落ちる安打で2走者を背負い、最後は二、三塁から3番糸井に内角直球で左前2点打を浴びた。「糸井さんはすごい。狙ったボールをうまく打たれました」と脱帽した上で「ゼロに抑えられなかったので、そこを改善したい」と力を込めた。
1年前は3月27日の2軍戦で4回10失点と大炎上し、開幕ローテを緊急剥奪された。今回はシーズン初戦登板の舞台となる京セラドーム大阪に立ち、不安のない内容で調整登板を終了。それでも「危機感がないと、すぐにああいう結果になる。自分にプレッシャーを与えながらやっていきたい」と表情を緩めなかった。
母校の大阪桐蔭がセンバツ開幕日に登場し、東海大菅生に8-0で完勝。登板後に後輩たちの奮闘を伝え聞き「さすがですね。今から宿舎まで差し入れに行ってきます」とニッコリ。ゼリー状の栄養ドリンクを車に詰め込み、ドームを後にした。開幕2戦目の28日中日戦で15年をスタートする予定。心身ともに準備は整った。【佐井陽介】



