オリックスが阪神との関西ダービー初戦で今季2度目のサヨナラ勝ちだ。メッセンジャーの前に9回まで無得点。延長10回は福原に襲いかかった。1死から連打でつなぎ、1死一、二塁。安達が直球を中前にはじき返した。中堅手柴田の失策で“幻のサヨナラ打”となったが、勝ちは勝ち。ナインにもみくちゃにされた。「ラッキーだった。ランナーがかえれるか不安だった。でも良かった。最高です!」。

 守備でも3回に美技を連発。無死から江越、2死から俊介の二遊間のゴロに食らいつき、先発山崎福をもり立てた。5月中旬まで1割台の打率は2割4分台に。「ようやく新聞(の成績欄)を見られるようになってきた」と苦笑い。開催中の全日本大学野球選手権で母校の上武大が4強進出。「チェックしてますよ」と後輩に刺激を受けた部分もあった。

 投手陣も5人が無失点リレーを完成。まさに一丸の勝利だ。福良淳一監督代行(54)は「全員で取ったかなと思う。本当に大きな勝ち」と目を細めた。ここまで3勝19敗だった1点差試合で競り勝った。6月に入って2度目の連勝。借金17を背負い込む苦しい状況だが、安達は「これから先にもつながってくると思う」と声を弾ませた。【大池和幸】