日本ハム大谷翔平投手(21)をターゲットに、ネット裏から「ビッグ」な目が光る。12勝目を狙ってマウンドに上がる今日18日のロッテ戦(QVCマリン)を、メジャーで5度サイ・ヤング賞に輝いた、現ダイヤモンドバックスCEO補佐のランディ・ジョンソン氏(51)が視察する。来日中の同氏だが、大谷の登板を目当てに、同球場へ足を運ぶことになったようだ。メジャーでは303勝を挙げ、米野球殿堂入りも果たしたレジェンドの前で、快投を披露する。

 自己最多12勝目を目指す大谷に、「ビッグ」な発奮材料がやってくる。今日18日ロッテ戦をメジャー303勝左腕、ダイヤモンドバックスのランディ・ジョンソンCEO補佐が視察することになった。同球団首脳が顔をそろえる予定で、関係者によれば、大谷の登板を目当てに同球場に足を運ぶことにしたようだ。

 同氏はサイ・ヤング賞を5度獲得した伝説的左腕。2メートルを超える長身で、その圧倒的な存在感から「ビッグユニット」の愛称で親しまれた。今年1月には米野球殿堂入りも果たした。メジャー中継やネット動画を見る機会も多い大谷にとっても、あこがれの存在のひとりだ。

 自己最多の12勝目がかかるマウンド。個人的にも、今月4日ソフトバンク戦、同11日西武戦と2連敗中だけに、レジェンドの前で、チームを勝利に導く快投を見せたいところ。「いつも通り、変わらずにいきたいなと思います。相手よりも、自分がしっかりといければいいかな」。静かに、気持ちを高めている。

 千葉のマウンドに立つのは、4回5失点でKOされた13年7月30日以来プロ入り2度目。パ・リーグの本拠地では唯一勝っていない球場でもある。「(風を)特に気にしてもしょうがないので。苦手意識はないです」。自己最多12勝目とパ球場制覇を同時に成し遂げる。

 首位ソフトバンクには9・5ゲーム離されている。奇跡の逆転優勝を実現するためにも、負けられない一戦になる。