本拠地で出直しだ。広島が名古屋の呪縛を解けず、中日に3連敗。借金が6となった。打線が3連戦で計4得点。守っても計6失策と精彩を欠いた。緒方孝市監督(46)は野手陣に奮起を強く促し、今日21日からの巨人3連戦(マツダスタジアム)での打線のてこ入れも示唆した。苦手中日から、好相性な巨人へ。もうやるしかない。

 さあ立ち上がれ! 中日3連戦は同じような光景が繰り返された。左腕3枚をぶつけられ、計13安打4得点。クロスファイアから右打者の内角を次々に狙われた。球審の手が次々に挙がる。打者は振らざるを得ず、内角を意識させられて、外の沈むボールで打ち取られた。とはいえ、あまりに寂しい結果に終わった。緒方監督は野手陣に強く奮起を求めた。

 「こうも打てないとね。打線に元気がない。明日(21日)からはちょっといろいろ考える。打てない、守れないでは話にならないのでね」

 貧打は守りにも影響したか、3試合で計6失策。粘る投手陣を援護することが出来ず、逆に足を引っ張る形になった。これでナゴヤドームでは5連敗となり今季通算1勝8敗。同一カード3連敗で、借金は6となった。首位阪神とは幸い5・5ゲーム差のままながら、5位DeNAが0・5ゲーム差まで迫ってきた。上位進出へ、食らいついていくしかない。

 フラストレーションがたまった左翼スタンドが沸いたのは、8回の代打小窪の適時二塁打だった。1ストライクからの2球目の変化球を左翼フェンスに当てた。代打稼業で結果を残し続けている。指揮官は試合後「いろいろ考える」と打線のてこ入れを示唆した。起爆剤として小窪をスタメン起用する選択肢も含まれているだろう。勝負強さは誰もが認めるところだ。

 すっきりリスタートといきたい。今日21日から本拠地で迎え撃つ巨人とは、今季12勝8敗と好相性。先発は中5日でエース前田。2戦目には好調福井、3戦目には中4日で黒田も控えている。地元の大声援を受け、コイはまた力強く泳ぎ始めるはずだ。【池本泰尚】