東北学院大が8回コールドで東北大との3戦勝負を制し、勝ち点1を積み上げた。プロ注目右腕・本田圭佑(4年=東北学院)が中1日で先発。スクイズによる1失点に抑え、リーグ通算14勝目を挙げた。

 東北学院大が前日13日の第2戦で逆転負けした東北大に借りを返した。投打の軸になる4年生が活躍。エース本田が8回を5安打1失点に抑え、4番DH奥山優士(日大山形)が2安打4打点。12日の同カード初戦で納得のいく投球ができなかった本田は「1戦目よりは良かった。短い期間で修正できた」と話した。

 この日最速の143キロを交えて8奪三振。うち6個を2死から奪い、各イニングの最後を締めた。前日、無安打だった奥山も初回裏に先制二塁打。1点差に詰め寄られた直後の5回には、大学公式戦初本塁打になる左翼越え3ランを放った。「4番に座らせてもらっているので引っ張っていきたい」と安打量産を誓った。今秋、各校最多の4年生6人が先発入り。本田は「意地がある。最後のリーグなのでどの試合も勝ちたい」と闘志をみなぎらせた。【佐々木雄高】