「巨人軍の監督は、スタイリッシュたれ」-。巨人高橋由伸監督(40)が4日、自身のスタイル維持を誓った。現役時代は徹底的な走り込みと体幹強化などのトレーニングで、屈強なボディーを作り上げたが、監督就任後の自らの体調管理について「僕が見てきた歴代の監督は、スタイリッシュにされていた。僕もそれを受け継いでいきたいです。頑張ります」と爽やかな笑顔で話した。

 10月28日の秋季練習合流から、川崎市のジャイアンツ球場には高橋監督に声援を送るファンが大勢集まった。練習中には、即席のサイン会も数回実施。女性ファンから、黄色い声援を浴びる青年監督がスタイリッシュであり続ければ、ファン拡大の可能性も広がる。具体的なトレーニングや節制法は未定だが「気をつけたいと思います」と体調管理を自らに課した。

 秋季キャンプではバットを振りまくる「由伸流」を継承する。高橋監督は「この時期は振って、走って、能力を上げる、体力をつけるのが大事。僕自身もそうだった」と説いた。ノルマなどは設定せずに「人によって、体力差や能力差がある。時間や数の問題ではないです」と己との闘いを求めた。この日の秋季練習でも、打撃練習を全体メニューだけで約2時間実施。実戦形式の練習は少なめで、7日からのキャンプでも「打撃の秋」になりそうだ。【久保賢吾】