巨人ドラフト2位の早大・重信慎之介外野手(22)が4日、東京・新宿区の同大キャンパスで指名あいさつを受けた。50メートル5秒7の足で安打を量産する東京6大学の首位打者。まずは「神宮大会がある。優勝を目指して」と大きな勝負に意気込んだ。続けて明かした経歴に、豊かな資質がこれでもかと詰まっていた。
スポーツ一家で育った。祖父・忠治さん(77)は早大柔道部で鍛え、64年東京五輪の候補選手だった。幼い頃から「早稲田、早稲田と言われて」名門を意識。ゴルフ、サッカー、100メートル県大会2位の陸上とスポーツに没頭する中で「人生は友人が多い方がいい」と野球を選んだ。文武両道で、卒論のテーマは「スポーツと教育 人格形成においてどのような影響を及ぼすか」。歩んだ道に照らした論文を仕上げて節目とし、巨人の門をたたく。
両打ちの事実は意外と知られていない。高橋監督が「本人が申し出て。右の方がパンチがある。オープン戦で1回だけ。榑松スカウトが見てくれていた。向上心でモノにして」と明かした。目標は早大からメジャーに羽ばたいたジャイアンツ青木。「まず体づくり。40、50と盗塁できる選手を目指します」。地に足のついた物腰が頼もしい。【宮下敬至】



