巨人内海哲也投手(33)が6日、今日7日から始まる宮崎秋季キャンプを前に、来季にかける熱き思いを語った。今季は2勝に終わりながらも、高橋由伸監督(40)からチームの軸に指名された。意気に感じた左腕は「開幕投手を目指す」と宣言した。高橋監督の意向を受け、チーム最年長で参加する宮崎秋季キャンプ。新監督を男にするべく、エース復権をかける。

 南国を思わせる木々を見ながら、内海は不退転の覚悟を示した。今季2勝に終わりながら、高橋監督からチームの軸に指名された。その期待に応えるための答えは、1つだった。

 内海 もう1度、開幕を目指します。来年の開幕戦は特別な試合になる。高橋監督にとっての初陣、初勝利がかかる。そこは、絶対に譲れないです。

 すでに、その覚悟は高橋監督に伝えた。監督からは、競争した上での奪取を求められた。現状では菅野、マイコラスら、強力な右腕が筆頭。それでも、挑戦するのは理由がある。

 内海 相当な決断、覚悟で監督をやられる。僕ら選手も、その思いにこたえないと。オフなのに、今から高橋監督を胴上げしたい、男にしたいって、湧き上がってくる。これで勝負しなきゃ、男じゃないです。

 昨年、菅野に開幕投手を譲ってから、ベテランらしく、縁の下の力持ちのような立場で投手陣を支えると決心した。だが、覚悟を決めた以上、先頭に立ち、チームを引っ張る。

 内海 監督のように、背中で見せるとか、はできないです。自分は自分らしく、元気に声出して。ベテランだし、自分のことを考えていれば? と思われるかもしれませんが、それでは僕じゃなくなる。周りが気になるし、大事な仲間。その中で勝負して、勝ち抜いていくのがチーム。

 秋季キャンプの参加は、高橋監督からいの一番に指名された。理由は聞かなかったが、自らで参加する意味と使命を考えた。

 内海 監督から指名してもらったのは、うれしいです。ベテランとして、投手陣を引っ張れということ、そして、お前自身が復活しろ、というメッセージだと思っています。

 きれいごとだと思われても、そのスタイルで内海哲也を築き、常勝軍団のエースに上り詰めた。輝きを取り戻すための「秋の陣」が今日7日、宮崎の地でスタートする。【久保賢吾】

 ◆巨人開幕投手メモ 菅野が14、15年と開幕投手を務め、2年とも勝利投手。巨人の開幕投手で2年連続勝利は93~96年斎藤雅以来5人目。内海は07、10、12年と過去3度務めて2勝1敗。来年開幕時に33歳10カ月の内海が投げれば、巨人では69年金田(35歳8カ月)99年ガルベス(35歳0カ月)68年金田(34歳8カ月)に次ぎ、52年藤本に並ぶ高齢となる。