前を向け!! 広島ドラフト1位岡田明丈投手(22=大商大)のプロ初勝利はスルリと消えていった。初先発となった巨人1回戦で7回途中まで9安打3失点。課題の立ち上がりに1点を失ったものの、尻上がりに調子を上げた。疲れが見え始めた7回に失点。降板後に同点に追い付かれた。チームは延長戦の末、巨人に競り負け。岡田が先発の役割を十分に果たした投球は明日につながる。
岡田の初勝利は夢と消えた。7回2死一、二塁でギャレットに右前打を許したところで交代を告げられた。1点リードのまま、ベンチから戦況を見守った。だが、ルナの失策により、同点に。つかんでいた勝利投手の権利は、この瞬間に消えた。ただ、7回途中で9安打を浴びながら、粘りに粘った。ウイニングボールは手中にできなくても、手応えはしっかりとつかんでいた。
「結果的に負けてしまったんですが、粘れたと思います。先頭打者を7回中5回出しているので、そこが一番の課題。次に生かせるように練習します」
初回1死一塁から坂本に左中間へ三塁打を浴びて先制を許したが、何とか最少失点でしのいだ。2回2死二、三塁、3回1死満塁も無失点で切り抜けた。ピンチを何度も防いだのは、武器の直球にキレがあったからだ。最速は151キロ。初登板前「真っすぐが持ち味なので、通用しないと困る」と言っていた武器は巨人打線に十分通用した。オスカル、横山とチームの新人投手がプロ初勝利を挙げており、岡田も続きたかったところだが、決して下を向く必要などない。
勝利まで、あとわずかだったのは、チームも同じだった。今季初の延長戦は10回で敗れた。緒方監督の継投策も実らなかった。前日3月31日の中日戦で5点リードを逆転された魔の7回。岡田に代わってジャクソンを投入し、さらにイニングまたぎを命じた。「7回の投手がどうこうではなく、間隔もあって試合前からジャクソンをまたぎもさせるという想定をしていた。今後も勝負どころでは頑張ってもらう。とにかく明日だね」と前を向いた。



