広島黒田博樹投手(41)が7回2安打無失点と好投した。7月23日阪神戦以来の今季8勝目で日米通算201勝目を挙げた。

 1回に2安打を浴びるなど、立ち上がりは本調子ではなかった。それでも捕手石原が西浦の盗塁を阻止するなどして無失点。次第に立ち直った。2回以降は降板する7回まで無安打、5度の3者凡退と、山田ら多くの主力を欠くヤクルト打線を完璧に封じた。

 登板4試合ぶりの勝利となった右腕は「序盤は状態が良くなかったけど、石原のリードで助けられた。ここまで来ると個人の成績よりも、チームが勝てたということが一番大きい」と振り返った。