阪神金本監督が23日、GMだった中村勝広氏(享年66)の命日に決意を新たにした。中村GMが死去して1年のこの日、甲子園室内での練習前に監督以下コーチ、指名練習参加の藤浪、高山ら若手、球団首脳ら職員が黙とうをささげた。

 選手金本が12年に引退した直後に中村GMが就任し、中村GM死去後に新監督に就任する“入れ違い”だったが、先輩監督をしのんで心を新たにした。「話したのは引退してすぐのキャンプの1回ぐらいだけど、優しくて頭が良くて情熱のある方という印象でした」。弔い優勝はできなかったが、手向けの全勝フィニッシュを問われ「もちろん。目先の試合を勝ちに行く」。残り5試合、今日から最下位中日との2連戦に臨む。