ヤクルトがオーランド・ロマン投手(37=台湾・ラミゴ)の入閣を検討していることが17日、分かった。同投手は昨季、中継ぎだけでなく、先発もこなす万能型の右腕として、14年ぶりリーグ優勝に貢献した。年齢がネックとなり昨季限りで退団し、今季は台湾でプレーしていた。

 球団側は勤勉で周囲からも愛される人望の厚さを高く評価。同時に米国、台湾にも所属した国際経験に着目し、プエルトリコ出身のロマンに対して、出身地域の中南米系のスカウト職を打診するとみられる。球団関係者は「まだ決まっていない」と話すにとどめたが、今日18日に都内の球団事務所で、本人と細かい条件面などを話し合う予定だ。ロマンは退団が決まった際、「お世話になった球団。どんな形でも戻って来たい」と話しており、交渉はスムーズに進むとみられる。