阪神ドラフト5位の糸原健斗内野手(24)が、8回の遊撃守備で右膝を痛めた。

 バティスタの飛球を捕球し損ね、その際、バランスを崩して右膝を負傷した。苦悶(くもん)の表情で起き上がれず、担架でベンチ裏へ運ばれ、大和と交代した。金本監督は試合後、糸原の状況を問われ「調子がいいだけに痛い。まだ報告は来てないから」と厳しい表情だった。

 7番遊撃でスタメン出場したこの日も2回1死二、三塁の場面で中村祐のフォークをすくい右前へ先制の2点適時打を放つなど、ルーキーながら勝負強さを発揮していた。

 適時打には「追い込まれてしまいましたが、内野も前進守備だったので、バットに当てれば何とかなると思っていました」と球団を通じてコメントしていた。