球団から新監督候補に一本化されたロッテ井口資仁内野手(42)が23日、ロッテ浦和球場室内で練習した。

 引退試合を翌日に控えるため、2軍の練習に参加するのは、この日が最後。予定されていたイースタン・リーグ西武戦が雨で中止となり、練習は室内で行われた。冒頭の円陣で、福沢2軍監督が「みんな分かっていると思うけど、今日で井口は最後。脳裏に焼き付けるように」と訓示した。

 井口は、ノック、打撃練習など、いつもどおり精力的に行った。練習後は、サインを求めるファンが100人を超える列をつくった。井口は30分間、ペンを走らせた。約1カ月間の2軍生活を終えると、「若い選手と混じって練習が出来て、いい経験でした」と振り返った。

 24日の引退試合で守備に就くか、打順は何番かなどは「まだ何も話していません。明日、球場で、どうなるかですね」。どういうプレーをしたいか問われると「(右方向に)いい打球を打てたらいい」と、意気込みを口にした。