プロ志望届を提出した東大・宮台康平投手(4年=湘南)が、法大を相手に9回2失点の完投で今季2勝目、通算6勝目を挙げた。打線も9得点と援護。東大が1シーズン2勝したのは16年春の3勝以来。今日8日の法大2回戦で、02年秋の立大戦以来となる勝ち点奪取を目指す。

 試合の流れを読み、ギアを上げた。6点リードの7回2死一、二塁、東大・宮台は、法大の4番中山にこの日最速の145キロを投じた。カウント1-2と追い込み、5球目のスライダーは少し抜けたが、直球主体で押し込んだ分、バットが空を切った。「しっかり真っすぐを投げられれば、変化球も生きてくる」。法大を相手に9回8安打2失点の完投で、今季2勝目となる通算6勝目を挙げた。

 最速150キロ左腕は、5日にプロ志望届を提出した。「最後のリーグ戦。目の前の試合に集中しようと」。当日も黙々と調整し、快投につなげた。浜田一志監督(53)は「この試合に懸けていたと思うし、結果に表れた」と評した。チームは、3勝を挙げた16年春以来のシーズン2勝目。今日8日の法大2回戦に、02年秋の立大戦以来の勝ち点奪取がかかる。エースは「そこが目標。もちろん、準備します」と意気込んだ。