来季3年目の阪神竹安が5回5安打1失点と好投した。直球の最速は144キロにとどまったが、キレのある変化球をテンポよく投げ込み、西武打線を料理。3回1死から2番木村文に高めに浮いた直球を左中間に運ばれたが、失点はこれが唯一だった。だが23歳右腕は満足せず、「もっと高さを意識して投げられたら良かった。修正できませんでした」と反省を口にした。

 5日の中日戦では中継ぎでプロ初登板初勝利をマーク。最速147キロの真っすぐが武器で、将来のローテ候補として期待も高い。11月25日から台湾で開催される「2017アジアウインターベースボールリーグ」では、NPBウエスタン選抜として望月、長坂、植田とともに出場する。15年には岩貞や横田らが参加し、岩貞は16年シーズンで10勝を挙げるきっかけになった。竹安は「(台湾で結果を残して)いい感じで(春季)キャンプに入りたい」と目を輝かせた。