日本ハムは18日、ソフトバンクからFA権を行使した鶴岡慎也捕手(36)の獲得を発表した。2年契約で年俸3000万円プラス出来高で合意。13年オフにFAでソフトバンクに移籍して以来の復帰となり、FA宣言して退団した選手が再びFAで古巣に戻る史上初のケースとなった。札幌市内のホテルで入団交渉直後に会見した鶴岡は「勝つ、優勝する、日本一になるためにチームの潤滑油になれれば」と意気込んだ。

 5年ぶりの“出戻り”に栗山監督は「(日本ハムが)強くなっていく過程を全て知っている選手。ぜひ、帰ってきてもらいたいと思っていた」。球団では将来の幹部候補としても評価が高く、05年の稲葉以来2人目の他球団からのFA選手獲得となった。背番号は13年まで着用した「22」に決まった鶴岡は「北海道を盛り上げたいという使命感もあります」と話した。