憧れの人との対面に感動した。初の日本球団との対外試合の相手は、幼少期からファンだった阪神。試合前、日本ハム清宮は小学生の頃に打撃フォームを手本にした金本監督の監督室を訪れ、あいさつした。「大きいな」と声を掛けられ、「そんなことないです…」とドキドキ。昨秋のドラフトで1位指名してくれた感謝の気持ちも伝えたかったようで「笑顔で接してくれて。体もガッチリされていて、感動しました」と夢のような時間に気分は高揚した。

 プロ野球独特の雰囲気も肌で感じた。練習試合ながら、阪神側はラッパでの応援歌が鳴り響き、清宮が8回裏から守備で出場した時にはスタンドが沸いた。右手親指の負傷で、守備のみの出場でも「ファンも熱い方ばかり。人もたくさん来られていましたし、今までにない感覚でした」と収穫は多かった。【久保賢吾】