西武菊池雄星投手(26)が今季自身初の対外試合に先発し、2回を1安打無失点にまとめた。

 最速は154キロをマーク。2回、先頭井上に甘く真ん中に入った直球を三塁打されたが、後続を断った。

 「(2回無死三塁から)ギアを上げられたのはよかった。悪い時は上がらないので」と順調な調整ぶり。精度アップを図るフォークも同場面で投じ「ピンチであえて使いましたが、大分使えるようになってきた。引き続き(精度を上げられるように)やっていきたい。より直球、スライダーも生きてくると思う」と振り返った。

 辻監督は「(菊池は)いろんな球種を試しながらだったが、全然心配していないです。寒い中で半袖で投げていたし、大丈夫でしょう」と、開幕投手に全幅の信頼を寄せた。

 この日で、高知・春野での2次キャンプを打ち上げ、今後は本格的な実戦に突入する。指揮官は宮崎・南郷での1次キャンプを含め「大きなケガ人がでなかったのは、まず満足ですかね。ここからはサバイバルじゃないが、(開幕)ベンチ入りをかけた熾烈(しれつ)な戦いが続くと思う」と話した。