右肩の張りで調整ペースを緩めている阪神ランディ・メッセンジャー投手(36)が、今日4日にブルペン投球を再開する。金村暁投手コーチ(41)は「昨日、今日と感覚も感触も良くて、本人も(肩の)怖さはないと言っている。傾斜を使ったところでどうかというところ」と話した。

 メッセンジャーはキャンプ中の2月26日からノースローとなったが、キャンプ最終日の同28日に約25メートルの距離でキャッチボールを再開。帰阪後の前日2日には甲子園で約50メートルの距離でキャッチボールを披露した。この日も甲子園練習に参加し、キャッチボールやダッシュ、トレーニングなどで約2時間汗を流した。

 登板予定だったこの日のソフトバンク戦を回避。当初の調整スケジュール通りとはいかないが、金村投手コーチは「(ブルペンで投球を重ねれば)試合も見えてくる。まだまだ開幕まで時間はあるし。筋力も落ちていないので本人の感覚を重視して」と心配していない様子。今季も先発陣の柱として期待されるメッセンジャー。内定している30日巨人戦での開幕投手に向け、調整の段階を上げていく。