日体大のドラフト1位候補右腕・東妻勇輔投手(4年=智弁和歌山)が6球団のスカウトを前に粘りの投球を見せた。

 2点リードの5回から救援し、打者に向かっていく東妻らしいスタイルで3回2安打1失点(自責0)にまとめた。開幕週の桜美林大2回戦で今季初先発も7回途中で降板。「(試合の)入りから腕が振れたし、今回は調整がうまくいった。あとは気持ちの上がり方だけ。自分の中でも中継ぎや抑えは向いていると思う」と状態は上向きだ。

 4番に座ったエドポロジョセフ外野手(3年=日体大柏)がソロ2発を放ち試合を決めた。古城隆利監督は「エドポロが真っすぐをしっかり捉えてくれた。東妻も悪くない。連勝しないと3戦目が後ろに回ってしまうので、明日全力で取りにいきたい」と力を込めた。