絶好調の阪神2番植田が甲子園でプロ入り初のマルチ安打を決め、今永攻略に一役買った。上本の中犠飛で5点目を入れた4回、なお2死一塁で左翼前にヒット。3番糸井の適時内野安打を呼び込んだ。「しっかりタイミングが取れた」。さらに今永降板後の6回には、三嶋の148キロ直球を再び左前へ。「点差が空いていたので、初球からいこうと思っていました」。甲子園のファンに、新星登場を印象づけた。

 初回にも先制点への流れを作った。先頭の上本が二塁打で出塁すると犠打を決め、糸井のタイムリーにつなげた。つなぎの2番で大活躍する4年目のホープに金本監督は「2本打ったんですかね。バントも決めてくれた。今日、足を使う場面はなかったんですけど、非常に楽しみ。待望の足の速い選手がでてきてくれた」と絶賛した。

 4月29日の広島戦から3試合連続のスタメン出場で全試合でヒットをマーク。打率も3割8分5厘まで上げた。期待の新鋭に指揮官は「まだまだ力はレギュラーレベルではないんですけど、しっかり伸びていって欲しい選手です」とにっこり。走攻守で存在感をみせる22歳が、ノリにノっている。【古財稜明】