決意の“既読スルー”だ。巨人ドラフト1位ルーキーの鍬原が4日、川崎市のジャイアンツ球場で投手練習に参加。先発予定の7日楽天戦(東京ドーム)で初勝利を欲する事情を明かした。5月31日日本ハム戦は5回3失点で黒星発進。プロ初登板初先発とあって、LINEに30件ほどのメッセージが届いた。中大野球部同期のグループLINEも盛況だった。「もちろんうれしいです。でも、僕の中で納得した投球じゃなかったので。初勝利を挙げてから返します」と、激励に感謝しつつも返信はしていない。あえて既読スルーした。

 勝つまでは返信しない。だからこそ成長しようと、初の1軍遠征の敵地でのオリックス3連戦では、ベンチで坂本勇らに意見を求めた。「マウンドにいたら何を、どう投げるか考えていました」と見聞きしたもの全てを糧にした。「技術より自分との闘い。持ち味の真っすぐで勝負していきたい」。次こそ感謝のメッセージを届けると意気込む。

 キャッチボールなどで調整後、初登板を「変な力みが出た。繰り返さないようにしたい」と話した。50年の2リーグ制後、球団の大卒新人投手でデビューから2戦目までに初勝利を挙げれば、99年上原、11年沢村、13年菅野らに続き11人目。1軍で活躍する先輩の背中を追う。【桑原幹久】