日大(2部1位)が延長11回の末、2-1でサヨナラ勝ちし、昨秋以来となる1部復帰に王手をかけた。先発の上原進投手(4年=山梨学院)が中大(1部6位)に1点こそ許したものの、11三振を奪う力投。迎えた延長11回、味方打線が1死三塁の好機をつかみ、田中達朗二塁手(3年=日大三)の一塁強襲打で1点を奪った。中大はわずか4安打で、08年春以来となる2部降格のピンチを迎えた。

 上原がリーグ戦でも経験のない11回152球を投げ抜き、勝利をもたらした。被安打4の1失点。「しんどかった。6回2/3が最長ですから。カットボールがよかった」と振り返った。アメフト部の悪質タックルから他部も注目される中で迎えた入れ替え戦。仲村恒一監督(58)は「言動や行動に気をつけないといけない、とはいいました。僕らは目の前の野球をやるしかない。明日も引き締め直して」と話した。