オリックスが来季はトロイカ体制を敷く。この日までに来季組閣がほぼ固まった。風岡尚幸1軍内野守備走塁コーチ(50)がヘッドコーチに就任。田口壮2軍監督(49)は1軍で打撃部門を束ねる野手総合コーチに就く。西村徳文新監督(58)を中心とした集団指導体制でチーム力の向上を目指す。

藤井康雄1軍打撃コーチ(56)は2軍への配置転換が決定。T-岡田らを一人前に育てた手腕で将来の主力を育成する。弓岡敬二郎ヘッドコーチ兼育成統括(60)が2軍監督に就任し、勝呂寿統2軍内野守備走塁コーチ(55)は1軍に昇格する。

トロイカ体制といえば、かつては巨人が、81年から藤田元司監督、牧野茂ヘッド、王貞治助監督の集団指導体制を敷いて、3年でリーグ優勝2回、日本一1回に輝いた例がある。同じ方向に向かえばこれほど強力な組織はない。4年連続Bクラスと苦しむオリックスが、新体制で23年ぶりのリーグVを目指す。