稲葉篤紀監督率いる侍ジャパンは2018日米野球第6戦でMLB選抜に勝利し、通算成績5勝1敗で勝ち越した。過去MLB選抜には90年(4勝3敗1分け)、14年(3勝2敗)の2度勝ち越しているが、今大会は過去最多の4つの貯金で終えた。

日本が先手を取った。2回無死満塁で9番源田が走者一掃の右翼線三塁打で3点を先取。この回、先頭の山川が四球、森と外崎が連打で無死満塁のチャンスを作り、西武“カルテット”が侍ジャパンに先制点をもたらした。さらに2番菊池が中犠飛を放ち、リードを4点に広げた。

日本先発の笠原は1、2回を三者凡退に抑え、3回は1死一、三塁、4回には2死二、三塁のピンチをしのいだ。5回1死一、二塁で球数制限の80球目でヘルナンデスを空振り三振に抑えて岩貞と交代した。後を継いだ岩貞はナ・リーグ新人王のアクーニャを空振り三振に仕留めた。

MLB選抜は8回にアクーニャの1号ソロの1点のみ。日本は岩貞、佐藤、最後は山崎で締めくくった。

試合後に稲葉監督は「今回は若い選手がこのジャパンにたくさん入ってくれて、経験をする中でなんとか若い選手に成長してほしいとこの大会は思っていました。メジャーリーガー相手に堂々と活躍してくれました。この活躍を来年に生かしてほしいですし、侍ジャパンにこの大会を通じて非常に前に進んだ思います」と振り返った。

今後は19年にプレミア12、そして20年夏には東京五輪が待っている。