ソフトバンクが16日、西武からFA宣言した浅村栄斗内野手(28)の獲得に向け、関東地方で交渉したことが分かった。交渉解禁日だった15日に大阪市内でオリックスからFA宣言した西勇輝投手(28)の獲得交渉をしたことも分かり、ともに複数年契約を提示したとみられる。

3年連続日本一を目指すチームにとって、両選手は喉から手が出るほど欲しい存在。工藤監督は「リーグV奪回、3年連続日本一へ向け、一緒に戦いたい」と獲得を熱望し、球団幹部も「よりいい選手のいるチームにして監督に渡すのがわれわれの責務」と、全力を尽くす姿勢を示している。

球団は今回のFA交渉はすべて非公開とする方針で「先方のこともあるし、戦略的なこともある」(広報)と西、浅村サイドに配慮。2人とも複数球団が獲得を狙う選手。水面下の交渉で、争奪戦必勝を目指す。