巨人高田萌生投手(20)が19日、契約更改を行い、160万円増の680万円(金額は推定)でサインした。

2年目の今季はイースタン・リーグで21試合に登板し、11勝2敗、防御率2・69で最多勝、最優秀防御率のタイトルを獲得。7月29日の中日戦でプロ初登板初先発を果たし、2回6失点と壁にはね返された。

「2軍でいい成績を残したので、来年は1軍ローテに定着してくれたらうれしい、と球団からは話をされました。1軍と2軍では1試合の疲労感が違うので、上で投げるには体力が必要。体の強さ、大きさをもうひと回り上げていきたいと思います」と振り返った。

飛躍を誓って臨んだ今秋キャンプでは、原監督から成長株の筆頭として名前を挙げられ、高評価を得た。8日のMLB選抜戦で先発に指名され、3回7失点も5奪三振と力を見せた。15日の韓国・ハンファとの練習試合で5回まで完全投球を見せ、宮本投手総合コーチから来春1軍キャンプの当確を受けた。「新監督というのもあったので、第一印象が大事だと思っていた。持っているモノを全て出そうと臨んで、それが出来た。来年につながるかなと思う」と手応えを口にした。

創志学園時代から投球フォームをまねるほど憧れる中日松坂に、自ら合同自主トレを申し込んでおり「まだ確定ではないので、できたら1番いい。期間が決まっていないので、自分で考えながらやりたい」と話した。