巨人原辰徳監督が“頂上決戦”を目指す。1日、都内ホテルで行われたOB会総会に出席。冒頭のあいさつで「OBを代表して自分が来年指揮を執ることになりました。懸命にやります」と所信表明した。指揮官である前に伝統球団のOBとしての使命がある。大先輩らからの期待に「僕らも1981年入団。そういう中でのOBの一人。こういう会に出られるというのは大事な時間」と背筋を伸ばした。

2年連続日本一のソフトバンク王球団会長からも明確なメッセージを受け取った。「ジャイアンツは特別な球団。そうであるがゆえに要求されることも厳しい。原監督は百戦錬磨。期待するところ大でございます」と期待され「長嶋さんのときに1度やっただけだから機は熟したということでね」。原体制下で過去3度の日本一、5度の日本シリーズ進出もソフトバンクとの対戦は1度もない。原監督は「やっぱし、やらないかんな! というのは感じます」と決意を込めた。