阪神藤原崇起球団オーナー(66)が着々と進む補強にご満悦だ。19日、大阪市内の電鉄本社で定例報告を受けた同オーナーは「西投手とガルシア投手をとれて良かったと思います。祝杯とまではまだいきませんけど…」とフロント陣の尽力を高く評価した。

12月に入ってオリックスからFA宣言した西を複数球団との競合の末、獲得に成功。その後も新外国人としてセットアッパー候補のピアース・ジョンソン投手(27=ジャイアンツ)、先発左腕として今季13勝を挙げた前中日・ガルシアを獲得した。残るは主砲候補の助っ人野手だけ。スムーズに進む戦力補強に虎の総帥も自然と笑顔だ。

ただ、浮かれた様子は一切ない。同オーナーは来季について「そりゃ楽しみですよ」と話しつつ、「(戦力が)そろってきたら、そろってきたらで、どう使おうかと一生懸命考えている。どういう戦略で戦術でやるか。矢野監督はそういう気持ちでしょう」と現場を預かる指揮官の心中をおもんぱかった。2月の春季キャンプには1、2軍とも視察する予定。現場第一主義のトップは「選手の顔をじかに見ないと。どれくらいやってるかというか、活気というか、みんなの顔を見てれば分かる。それは見ておきたい」と力を込めた。【桝井聡】