オレも西ノルマ達成だ。阪神才木浩人投手(20)が19日、望月とともに兵庫・伊丹市内で行われた「伊丹社会福祉協議会クリスマス会」に参加。「13勝します」と自身初の2ケタ勝利を力強く宣言した。くしくも矢野監督がFA加入した西に課したノルマと同じ。激しい先発ローテーション争いに勝ち残り、高い目標を達成する。

参加者のストレートな質問に、才木はためらうことなく答えた。クリスマス会最後の質問コーナー。「来季は何勝しますか」と問われると「自分のなかでは13勝を目指しています」ときっぱり。さらに「2ケタは絶対勝ちたい。そこで満足せず2個、3個勝って、勝利に貢献出来るようにしたい」と続けた。

今季は6勝を挙げて、飛躍の足がかりを作った。来季は真価を問われる1年になる。他球団のマークを圧倒する上積みが必要だ。「根本的な真っすぐの強さ、質、レベルを上げたい」と課題を掲げた。体重も現在の85キロから3~4キロの増量を計画。「配球や捕手との意見を合わせることも勉強したい」と座学も重要視した。

全く意識はないとはいえ、13勝はFA加入した西に矢野監督が求めたノルマと同じだ。高めの目標設定の裏には、読書の影響もある。最近、書店で目に入った「一流の達成力」を読み、「具体的な目標へ向けた達成の仕方、行動とかを参考にして読んでいます」という。矢野監督もすすめる読書が、才木の意欲をかき立てている。

西に中日で13勝した左腕ガルシアも加わり、先発争いは激しさを増す。「全部埋まっているわけではない。チャンスはあると思うので、自分を出してアピールしたい」。20歳で迎える3年目。大きく掲げた目標を達成してみせる。【池本泰尚】

▼阪神の高卒でドラフト入団した投手のうち、3年目までに初の2桁勝利を挙げたのは2人。いずれも新人の年に10勝をクリアしており、67年江夏豊12勝、13年藤浪晋太郎10勝。これに続くのが井川慶で、5年目の02年に14勝と飛躍した。現役では秋山が、8年目の17年に12勝と成長を見せた。