阪神が令和初戦となった広島戦で鮮やかな逆転勝利を飾り、勝率5割復帰に成功した。

逆転打を放ったのは平成最後のドラフトで1位入団した近本光司外野手(24)だった。1点を追う5回。1死二、三塁で近本は広島野村の2球目を捉え、逆転の2点中前打。阪神にとってはこの日初安打で、令和の虎初ヒットを刻んだ。近本自身にも記念の一打。あこがれのOB赤星憲広氏に並ぶ阪神新人記録の12試合連続安打を大事な場面で達成してみせた。近本は直後に二盗、三盗をマーク。虎ファンの大歓声を呼んだ。

6回には虎1号も飛び出した。新外国人ジェフリー・マルテ内野手(27)が来日1号を左中間スタンドへ運び去った。

しっかりと継投も決まり、最高の形で時代をまたいだ連勝を継続。今季初の4連勝となり、最大6あった借金を完済し、3位に浮上した。