ロッテ藤原恭大外野手(18)がプロ第1号の本塁打を放った。

「1番中堅」で先発出場すると、2点を追う5回2死の第3打席、楽天菅原の直球を右翼席へ運んだ。「しっかりと自分のスイングができました。課題はまだまだたくさんありますが、1日も早く1軍で活躍できるように、これからも頑張っていきます」と引き締めた。

3月29日の楽天戦では、球団高卒新人54年ぶりに開幕スタメンを勝ち取り初安打。4月6日のソフトバンク戦ではプロ初打点を記録するなど、18歳ながら19打数2安打2打点、打率1割5厘の成績を残し「変化球のキレだったり、まっすぐのキレは高校生とは次元が違うのでそこをしっかりやっていかないと打てない」と課題も見つかった。

2軍降格後はウエートトレーニングを重点的に行い「今は体を鍛えることしか考えていない。体は少しずつ大きくなっているのは実感している。80キロになりました」。プロ入り前の77キロから3キロ増え、プロでも通用する体ができつつある。

この日は3打数1安打でチームは敗れたが、未来のスターは着実に力を付けている。現在2軍では、45打数10安打、打率2割2分2厘、8四死球、2盗塁、5打点の成績を残している。