ソフトバンクは24日、育成のオスカー・コラス外野手(20)と支配下登録を結んだと発表した。背番号は「144」から「46」へ。年俸も1000万円から1500万円にアップした。(金額は推定)

ヤフオクドームで会見したコラスは「日本に来て3年目、毎日頑張って支配下登録になれてすごくうれしい。本多内野守備走塁コーチは日本に来た時から好きでした。その番号を継ぐことになって誇りに思いますし、光栄です」と話した。

17年途中にモイネロとともにキューバから来日したコラスは、当初は投手と野手の二刀流に挑戦。2年目から野手に専念した。日本の野球にも慣れた今季はここまで2軍で47試合に出場。打率2割9分6厘、9本塁打、36打点と活躍。一塁と外野を守っている。5月は「スカパー! ファーム月間MVP」にも選出された。

交流戦絶好調のグラシアルが7月末にペルーで予定されている国際大会に出場するため前半戦終了後から8月10日前後まで一時離脱する。三笠取締役GMはコラスについて「もともとスイングは強かったが、日本の変化球にも対応できるようになった。パワーだけでなく確実性もあり、今季は2軍で継続的に結果を残している。1軍で使ってみてもおもしろい」と評価する。コラスにも後半戦開始時期は大きなチャンスとなる。コラスの登録でソフトバンクの支配下登録選手は69人となった。