プロ野球選手が少年少女、指導者へ向けてレッスンを行う「ジュニア・ベースボール・クリニック」、今回アドバイスをしてくれるのは日本ハムのニック・マルティネス投手です。

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マルティネス投手はアメリカ出身。地元のフロリダ州で5歳の時に野球を始めました。「週3日、アカデミーに通っていました。2日間は相手の胸に投げるという基本的なことを教わり、3日目は土曜日の午前中だったので、他のチームと試合をしていました」。

当時は投手ではなく、主に内野手だったそうです。「セカンドやショート、たまに外野でセンターも守ったし、キャッチャーもやったよ。その経験が、今のピッチャーをやる上でも、助けになっているんだ」。

キャッチボールで相手の胸に向かって投げるという基礎は、どのポジションにとっても大事な技術です。「小さい頃は一番大事な基礎をしっかり学び、試合の中で状況に応じたプレーを学んだ。次のプレーを予測できるような選手になれば、大きくなっても生きてくると思うよ」。