中日松坂、来季残留を球団に志願 大幅減俸も覚悟

現役続行の意思を固めている中日松坂大輔投手(38)が4日、来季の残留を球団側に志願していたことを自ら明かした。1日の球団首脳との会談で熱意を伝えていた。今季は右肩の負傷などで未勝利。「僕が言える立場ではない」と大幅な減額提示も覚悟している。球団側は契約白紙の姿勢を強調しており、今後の対応が注目される。

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松坂がプロ22年目の来季もドラゴンズブルーのユニホームでマウンドに立つことを希望していた。この日ナゴヤ球場で練習を行い、胸の内を明かした。「(来季も)中日でやるのがベストです。球団代表には伝えています」。1日に加藤宏幸球団代表と会談し、来季も現役を続行する意思を伝えていた。その席上で、残留への思いもぶつけていた。

中日で3年目のシーズンを迎えるため、大幅減俸も覚悟している。テスト入団した昨年は11試合に登板し、6勝4敗、防御率3・74でカムバック賞を受賞した。年俸は1500万円から、8000万円プラス出来高払いへと上昇した。しかし今季は春季キャンプで右肩を痛め、大きく出遅れた。公式戦は2試合に登板し、防御率16・88で未勝利。チームに貢献できていない。契約条件について問われると、「今年は何もやっていないし、(年俸のことを)僕が言える立場ではないです」と厳しい表情を見せた。残留の場合は減額制限を超えるダウン提示を受ける可能性は高く、受け入れる姿勢を示した。

来季の戦力をアピールするため、1軍再登板をあきらめていない。8月下旬に右肘炎症が判明し、リハビリ中。この日もキャッチボールにとどめ、投球練習を回避している。しかし復調には自信を持っている。「肩は絶好調です。肘は日に日に良くなっています。肩の調子がいい反動で(肘に影響)しているかもしれない」と感触を語った。今後については「次の登板日は決まってません。まだブルペンにも入ってない。そのための準備をしています。登板前にはブルペンに入ります」と、ウエスタン・リーグでの復帰登板を目指している。

この日、ナゴヤ球場の2軍練習を視察した矢野球団社長も「契約に関しては白紙」を強調した。来季の去就は今月中旬に行われる編成会議で検討される。松坂の熱意を球団側がどう受け止めるか。その決断が注目される。(金額は推定)