巨人、WS優勝ナショナルズ強打者の獲得調査進める

巨人が来季の新外国人として、今季ワールドシリーズを制した米大リーグ・ナショナルズに所属したジェラルド・パーラ外野手(32)の獲得調査を進めていることが16日、分かった。

パーラは大リーグデビューした09年から11年連続で100試合以上に出場し、通算1466試合で88本塁打、522打点をマーク。11年、13年にはゴールドグラブ賞を2回獲得。連覇を目指すチームにとって打線強化は不可欠で、実績十分な大リーガーに狙いを定めた。

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リーグ連覇を目指す巨人が、今季ワールドシリーズを制したナショナルズのパーラを新外国人候補にリストアップした。大リーグで11年連続100試合以上に出場し、通算1312安打の好打者。今季は5月にナショナルズに途中加入し、計119試合の出場で9本塁打を放った。カージナルスとのリーグ優勝決定シリーズでは第4戦の6回に安打を放ち、ワールドシリーズでも4試合代打で打席に立つなど、ポストシーズンは計7試合出場。シーズン終了後にFAになっている。

経験豊富な左の強打者は、阿部が引退した巨人の補強ポイントに合致する。大リーグ通算88本塁打で、コンスタントに高打率をマークするミート力に優れたアベレージヒッター。強肩外野手として2回ゴールドグラブ賞に輝いた守備力に加え、一塁でも大リーグ通算39試合に出場。チーム状況に合わせて複数ポジションを守ることも可能になる。今季の巨人は新外国人として獲得したビヤヌエバが8本塁打、24打点に終わり、シーズン終盤に復調して21本塁打を放ったゲレーロも退団が決まっている。打線強化へ、新外国人の補強は必須事項になっていた。

4連敗で終わった日本シリーズ終了直後には、原監督が山口オーナーと新外国人獲得を含めた補強策について協議を行った。球団はパーラを筆頭候補とする左打者に加えて、右打者、先発、救援投手の計4人の新外国人選手の獲得を目指して調査を継続している。パーラは今季途中から登場曲に大ヒット曲「ベイビー・シャーク」を採用し、曲に合わせてファンが手をたたいて踊る「シャーク・ダンス」が大流行。チーム初のワールドシリーズ制覇の原動力の1つともなった。世界一球団きっての人気者の加入が正式決定すれば、東京ドームの新たな名物応援になる可能性もありそうだ。

◆ジェラルド・パーラ 1987年5月6日、ベネズエラ生まれ。04年にダイヤモンドバックスと契約。09年メジャー昇格。11、13年にゴールドグラブ賞。ブルワーズ、オリオールズ、ロッキーズ、ジャイアンツを経て、今季はナショナルズでワールドシリーズ制覇。登場曲「ベイビー・シャーク」に合わせた「シャーク・ダンス」で人気者となった。180センチ、95キロ。左投げ左打ち。