キヨが泣いた。1日、東京・ダイワハウススタジアム八王子で元プロ野球選手たちによる野球教室「レジェンド・ベースボールフェス」が開催され、清原和博氏（52）や佐々木主浩氏（51＝日刊スポーツ評論家）、宮本慎也氏（49）らが参加。

清原氏はイベント後に息子2人の直筆メッセージ入りTシャツをサプライズで手渡されると目に涙を浮かべて感謝。あらためて薬物依存からの更生を誓った。

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あふれる涙を止められなかった。清原氏は、イベントの最後にマウンド付近からスタンドのファンへあいさつ。直後だった。西武時代の先輩デーブ大久保氏や西武、PL学園の後輩らが胸に「THE　BONDS　WITH　COMRADES　NEVER　CHANGE（仲間とのきずなは永遠）」と書かれたそろいのTシャツ姿で登場。清原氏にもそれを手渡した。

同氏は手で顔を押さえ、あふれる涙を何度もぬぐった。胸の文字に加え、Tシャツの背中に記された息子2人からの直筆メッセージを見ると涙腺が崩壊した。

「まだまだ若々しく元気でいろよ　絶対負けんな」

「いつもバッティングを教えてくれてありがとう　これからも元気でいてね」

涙はこれだけでは終わらなかった。終了後の記者会見では「息子のメッセージが入ったこのTシャツをいただいた時に、たくさんの仲間たちと、応援してくれるファンの方々、そして息子たちのために、本当に頑張っていこうと思いました」と話し、再び涙した。

この日の野球教室は「事件後も何一つ変わりなく接してくれた」（清原氏）という大久保氏やPL学園時代の後輩を中心に企画された。清原氏はマイバットを握って入来祐作氏、野村弘樹氏、橋本清氏と対戦。快打も飛ばした。その仲間たちから計6度、胴上げされ「一生忘れることができない。宙に浮いている時間がすごく長く感じました。感謝の気持ちを忘れずに、まだまだ続く薬物依存との闘いを、強い気持ちを持って闘っていきたい」とあらためて誓った。【千葉修宏】