「阪急・オリックスOB会」が7日、兵庫県内で行われ、あいさつに立った山田久志OB会長(71)が、ビッグなプランを明かした。

「来年4月25日に、西本幸雄さんのメモリアルゲームを行うことになりました!」。20年4月25日西本幸雄氏の生誕100周年。同日行われるオリックス-西武戦(京セラドーム大阪)で、阪急・近鉄などを率いて8度のリーグ優勝を果たした名将を弔う。全員阪急ブレーブスのホームユニホームを着用し、西本氏が監督時代につけていた背番号「50」を背負って戦う。

山田氏は「そういう日を設けてもらって(球団に)感謝。西本さんがいなかったら(山田、加藤秀、福本の)3人はいなかった」と当時を思い返した。現在のオリックスには「(日本)代表に3人(吉田正、山岡、山本)も出た。骨格ができつつある。チームが強くなる前兆が見えている」と期待。西本さんにささぐ奮闘を願った。【真柴健】

◆西本幸雄(にしもと・ゆきお)1920年(大9)4月25日、和歌山県生まれ。和歌山中(現・桐蔭)-立大から社会人を経て50年、毎日入団。60年に大毎監督に就任し優勝(同年退団)。63~73年阪急監督で5度、74~81年近鉄監督で2度リーグ優勝も日本一はなし。監督通算1384勝(プロ野球6位)1163敗118分け、勝率5割4分3厘。79年正力賞受賞。88年殿堂入り。11年11月25日、91歳で死去。