11日に都内で西武入団会見を行った松坂大輔投手(39)の一問一答、第3弾。

-今のコンディション、どれくらい投げられるか

このオフは特に長く休むことなく、体は動かしている。投げる方も距離はとっていないけど、去年の今の時期より、今年の方が投げている。1軍の開幕も早いし、それは頭に入れながら、僕も肩をつくっていくと思う。なるべく早くブルペンに入れればいいなと思っている。今年何もやっていないので、手応えも何もない。期待されいないことの方が多いと思うけど、少しでも覆せるようにやっていきたいと思います。

-06年に西武からポスティングで移籍するときは戻って来ることを想像したか。西武で現役まっとうしたい気持ちは

当時アメリカにいるときは、戻って来る時はライオンズだろうなと漠然と思っていた。このタイミングでまたライオンズのユニホームを着られることになって、それに関しては現役の最後はここなのかなと、今は思っています。

-平成の怪物と言われ、令和の怪物と言われる高校生(ロッテ佐々木)もパ・リーグにいるが、対戦は楽しみか

パ・リーグに来たことで、楽しみが増えました。ホークスに和田君がいるし、他球団にも同級生がいる。これからも楽しみな若くて才能がある選手入ってきている。楽しみではあるけど、しっかり楽しみとして形にできるのは、僕次第。今はとにかくしっかりやって、1軍のマウンドにいられるようにしないといけないと思っています。

-苦難、ケガを乗り越えてきて、現役への思い

やっぱり、自分は野球が好きなんだなと思いますし。また、その気持ちだけでは、プロの世界でやれるわけではない。また、野球が好きだという気持ちを表現するための場を与えてくれたライオンズに、本当に感謝しています。それでも、今持っている気持ちが燃え尽きてやめられる時まで、持ち続けてやっていきたいと思っています。

-西武は若手投手多く、防御率がリーグワースト。その中でどういう立ち位置を考えているか

ライオンズ投手の現状を話には聞いているけど、ゲームを見ているわけではないので、詳しくは分からないです。今の僕が、戦力として考えられているというのが、ライオンズの投手陣の現状なんじゃないですかね。それは選手として悔しい気持ちを当然みんな持っていると思う。そういう気持ちがないと、これから先もないと思う。自分ができることは、聞かれれば教えたりする。でもそれがメインとは思っていない。今の僕には人のことを考えられる余裕はない。自分ができることを必死にやるしかないと思っています。

-背番号16番について

その質問が出ると考えていた。ライオンズの16番は潮崎さんのイメージ。歴代で16番をつけてきた選手は、みんな成績を残している、いい番号だと思っている。それに続けるようにやっていきたい。