楽天の新人10選手が新人合同自主トレ休養日の14日、仙台市内の藤崎本館前の特設ステージで行われた新入団選手お披露目・壮行会に出席した。ドラフト5位の福森耀真投手(22=九産大)は発熱のため、欠席した。

ドラフト1位の小深田大翔内野手(24=大阪ガス)を先頭に新人選手が壇上へ上がると、約500人のファンから歓声が上がった。自己紹介ではドラフト4位の武藤敦貴外野手(18=都城東)が同姓のプロレスラー武藤敬司のものまねを披露。ドラフト6位の滝中瞭太(25=ホンダ鈴鹿)は自身の愛称に「タッキー」を希望したが、似ても似つかない風貌にファンから「え~」という“ブーイング”をもらい、苦笑いした。

続く質問コーナーで仙台の印象を問われたドラフト2位の黒川史陽内野手(18=智弁和歌山)は「(地元の)奈良は周りを見渡したら山ばかりですが、仙台は全部お店」と率直? な感想を口にし「仙台の人たち全員を自分の背番号24のユニホームを着た人たちにしたい」と壮大な目標を宣言した。小深田は「ファンの方がすごくファミリー感があって、こういうファンのみなさんに応援されて自分は本当に幸せだと思う。活躍する姿を見せられるように頑張りたいです」と意気込んだ。

お披露目・壮行会の前にはクリスロード商店街内にある阿部蒲鉾店本店を訪問。かまぼこを試食し、同社の阿部賀寿男社長から各選手の背番号入りのかまぼこがそれぞれにプレゼントされた。