ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18=大船渡)が23日、初めて捕手が座った状態でブルペン投球を行った。

西武との練習試合に帯同する高知・春野で、報道陣をシャットアウト。四方を4メートル級の壁に囲まれたブルペンで、ウオーミングアップも含めて、直球だけ49球のピッチングをした。

◆捕手が本塁上に座る練習 ロッテは石垣島キャンプでも、本塁上に捕手が座ってブルペン投球をする投手の姿があった。約15メートルの投球練習は「1つのドリルです。気に入ってる人はやってくれているし、感覚が合わない人はやっていない」(吉井投手コーチ)と、チーム全体での運用ではない。「米国ではやっている選手が結構いる」と証言するのは新外国人のジャクソン。吉井コーチは「(ストライクかどうかの)結果が出る前に捕手が捕る」ゆえの投手の気楽さを話す一方、ジャクソンは「捕手が近いから、低めに投げてもショートバウンドにならない。低めに投げる意識付けを高めることにもつながる」と付加価値を説明した。